ACT 1983-1988

第14回本公演
いんぴーダンス

脚本・演出 後藤卓也
出演・後藤卓也/西藤茅花/PAPOON/ほか
中川アートホール
1988,11,5~6


将来への漠然とした不安や、見つからない夢や目標に苦悩する学生の話。下宿先には得体の知れない男や、神のお告げのように現れる浮浪者。学生運動を牽引する女・・・。「インピーダンス」とは電気用語で「総合抵抗」のことだが、若者たちの社会への「抵抗」、自分への「抵抗」などの意味を含ませている。ストーリーらしいストーリーもなく、それでいて群像劇として沢山の好評を得る。特に団塊の世代より大絶賛を受けた。

番外公演
やかまシェルター

脚本・演出 後藤卓也
出演・PAPOON/後藤卓也/ほか
大垣城公演 特設テント
1988,8


スインク’88という西濃地方で開かれた大規模イベントにて、催事の一つとして公演。アイシタユエニ博士と、実はそのクローンであるワルタール博士の戦い。本番当日、音響効果の担当者が諸事情でドタキャン。効果音や音楽のないまま公演を打つ。舞台袖でマイクで人力効果音を出していた。使用していた稽古場の家賃が高くて払えず、とある場所のオバケ長屋へ移る。

第13回本公演
ペパーミント・ギャング

脚本・演出 後藤卓也
出演・とっつあん/PAPOON/後藤卓也/ほか
中川アートホール
1987,12,4~6


第13回本公演。劇場である中川アートホールは縦長のフロア。その両サイドを客席とし、中央の舞台を挟むような構成とした。銀行強盗の立て籠りを題材に、若者が漠然としたやり場のない不安や怒りを爆発させるコメディタッチの芝居。劇場の入り口が舞台と隣接しており、遅れてご来場されたお客様に強盗役が絡んだりした。大変に評判がよく、後にミュージカル化や再演もされることになる。

第12回本公演
パストアゲイン

脚本・演出 後藤卓也
出演・後藤卓也/とっつあん/川瀬敏子/ほか
中川アートホール
1987,7,31~8,2


第12回本公演。「いちぴーすかけたぱずる」「クレイジー・トライアングル」などのシリーズ最終章。コメディタッチの芝居だが、終始切ない世界観だった。また劇団員が少なくなったが、以前、乗り越えたことから何とも思わなくなってしまっていた。

第11回本公演
招かれた乗客

脚本・演出 後藤卓也
出演・後藤卓也/とっつあん/川瀬敏子/RARAKO/ほか
中川アートホール
1986,12,5~7


第11回本公演。第5回本公演「招かざる乗客」の舞台装置をそのまま使用し、真逆のテーマにしたハートフルコメディ。ゴルゴ31や間抜けなマフィアのボスなど、ハチャメチャなコメディだが、ラストは切なくお客様にも大好評を得る。また「招かざる乗客」のパロディとしての位置付けから、その公演での千秋楽の大失態を「オマケ公演」としてパロディ化。入場無料にてお客様と共に芝居をぶち壊すほどの盛り上がりを見せる。この公演より「オマケ公演」が始まる。

第10回本公演
花束のかわりに

脚本・演出 AOI
出演・岡田真美子/後藤卓也/とっつあん/ほか
中川アートホール
1986,8,9~10


第10回本公演。離れていた劇団員が戻ってきたり、少し仲間が増えた。AOIが脚本・演出を担当。

吸血鬼の一族と白血病の少女の物語。

第9回本公演
クレイジートライアングル

脚本・演出 後藤卓也
出演・川瀬敏子/後藤卓也/とっつあん/ほか
中川アートホール
1986,3,29~30


第9回本公演。劇団員が3人になってしまい、それでも意地で公演を続けた。音響は楽屋にセッティングし、役者が操作してから舞台へ出る、という無茶苦茶なことをやっていた。前回の「いちぴーすかけたぱずる」の主人公が、実は詐欺師だったという話。シリーズ化する予定はなかったが、3人しかいない劇団で出来る芝居を考えた末の苦肉の策であった。

第8回本公演
いちぴーすかけたぱずる

脚本・後藤卓也  演出 島岡浩治
出演・後藤卓也/鍵本かおる/伊藤まん太郎/ほか
中川アートホール
1985,11,27~12,1


第8回本公演。現在の人気シリーズ「ジュリアーノ警部シリーズ」の原点とも言える作品。
大富豪が殺され、その事件を解決する探偵の物語。劇場が狭いながらも、連日満席となった。

第7回本公演
伝言ーMessage〜透ととおる

脚本・演出 後藤卓也
出演・後藤卓也/眉村ひとえ/茶々愚痴子/ほか
中川アートホール
1985,8,3~4


第7回本公演。現座長の後藤卓也が座長に就任し、初めての公演。前回の公演終了後、劇団員が激減。脚本なぞ書いたことのない後藤が初めて脚本を書き、演出もした。
芸能人として成功していく中で、支えてくれていた彼女を蔑ろにしてしまう主人公。だが、鏡の中からもう一人の自分が現れ、本人の知らないところでフォローしていた。
後藤座長にとっては「黒歴史」として封印されている作品。

第6回本公演
冒険ー悟空の旅

原作 呉承恩  脚本・演出 峰藤樹
出演・かいとうらんま総出演
大垣市民会館大ホール
1985,3,30


第6回本公演。お馴染み孫悟空のお話。西遊記ではなく、悟空が生まれ仙人に術を授かるまで、という異色作。「子供劇場」と銘打ち、ミュージカル仕立ての芝居。劇団にそれほど予算はなく、段ボールやありあわせのもので衣装、舞台装置などを作った。1度きりの公演だったのだが、現座長の後藤は、数少ない台詞を致命的に間違え、現在もトラウマとなっている。

第5回本公演
招かざる乗客

脚本・演出  峰藤樹
出演・島岡浩治/後藤卓也/茶々愚痴子/RARAKO/歩智/葉月鈴音
中川アートホール
1984,12,5~9


第5回本公演。終電の電車内を舞台に、不条理な世界が繰り広げられる。舞台美術を松阪洋が担当し、精巧に電車内を作った。千穐楽では、役者たちが悪ノリして台詞や流れを無視し暴走。とんでもない千穐楽となった。

後にこの精巧に作られた電車内の舞台装置を使い「招かれた乗客」という全く逆テーマの芝居を作った。

第4回本公演
季節の流れ〜ある毛虫くんのお話

脚本・演出  峰藤樹
出演・松岡寿美/歩智/後藤卓也/ほか
大垣市民会館
1984,8


第4回本公演。生まれたばかりの毛虫くんと蜘蛛、そして何年も生きている蝉の爺さん。季節の流れで生きるもの死んでいくもの、そして成長するものがいる。かいとうらんま初のミュージカル風芝居。大垣市の母子家庭をご招待した公演。

第3回本公演
じゅうにねんかい

脚本・演出  峰藤樹
出演・稲垣忠幸/後藤卓也/松岡寿美/歩智/水村陽子
中川アートホール
1984,3,9~11


第3回本公演。高校を卒業して12年後に同窓会を開く若者たち。しかしそれは、成功した同級生とは裏腹に目立たず冴えない人生を送ってきたある男の復讐の始まりだった・・・。12年後、本作と似たような事件が実際に起きる。当時の座長稲垣の役者としてのキレっぷりが観客の度肝を抜く。

現座長・後藤がデヴュー。

第2回本公演
還魂記

脚本・飯沢匡  演出・峰藤樹
出演・峰藤樹/奥村巧江/橋本洋一/松岡寿美/稲垣忠幸/平山万里子/岩田ひろみ
中川アートホール
1983,11,18~20

第2回本公演。かいとうらんま最初で最後の既成脚本による公演。

当時の稽古場が大垣駅前通りに隣接する神社だった。作品の世界観とも相待って、完成度の高い舞台となった。

旗揚げ公演
遇ーあるセールスマン

脚本・峰藤樹  演出・並木美絵
出演・峰藤樹/松岡寿美
中川アートホール
1983,7,30~31


旗揚げ公演。松岡寿美と峰のほぼ二人芝居。峰が好む別役実氏の作風に似た不条理な世界観。
劇団員総出演の場面も。現座長の後藤が受付の手伝いをやっていた。
チケット料金が300円という破格な旗揚げであった。
大垣駅前通りにある「中川時計店」2階のギャラリーを、公演日だけ小劇場にして上演。